頭皮に良いと聞くから湯シャンやってみようかと思ったけど、実際どうなのだろう?臭いとか聞くし、、、
結論から言うと、
湯シャンはおすすめできません。
湯シャンは頭皮をお湯のみで洗うことです。
なぜ湯シャンで洗うことがおすすめできないのか?
理由はたくさんあります。
この記事を読めば湯シャンをする理由について分かります。
湯シャンとは
湯シャンとは「お湯シャンプー」の略で、シャンプーが苦手な人や頭皮が敏感な人は、よく聞く言葉ではないでしょうか?
湯シャンをする人は上記のように頭皮が敏感、シャンプーに強い成分が入っているものは使えない人が行っています。
シャンプーをすると油分を落とす効果があり、かゆみ・汚れが落ちスッキリします。対して湯シャンはシャンプーをせずそのままお湯のみで流すことにより、頭皮の皮脂を過剰に流さずに済みます。
湯シャンのメリット、デメリット
湯シャンは頭皮が敏感な人にはメリットが多いかと思いますが、デメリットもございます。
上記でも話した皮脂を過剰に流さない。他にもどのようなメリットがあるのか?はたまた具体的なデメリットはあるのか?
湯シャンのメリット・デメリットはこのようになります。
湯シャンのメリット
- 皮脂を過剰に流さない
- 頭皮に刺激を与えない
- コスパが良い
- 無駄な成分を与えない
上記のメリット4つ紹介していきます。
皮脂を過剰に流さない
シャンプーをすると皮脂を多く流すかもしれません。しかし湯シャンは皮脂を過剰に流さず、皮脂の分泌の減少も妨げてくれます。
頭皮に刺激を与えない
お湯だけで流すので、頭皮に刺激は全く与えません。
シャンプーの種類によっては頭皮に刺激を与えるものがあり、最悪シャンプーで頭皮が荒れることがあります。
頭皮が荒れるシャンプーについてはこちら
【美容師が解説】シャンプーの種類って違いがあるのか?悩みを徹底比較!
コスパが良い
湯シャンはシャンプーをしないので、コストパフォーマンスが良くなります。
シャンプーは意外とお金がかかるもの。その支出を抑えられるのはとてもメリットになります。
無駄な成分を与えない
シャンプーは種類によりますが、アレルギー成分が入っているものがあります。人によっては全く使えない、荒れる成分があります。
湯シャンはお湯だけで流すのでアレルギーによる心配はございません。
湯シャンは水圧によって頭皮の流れる汚れが変わります。
こちらのシャワーヘッドを使えばよりキレイになります。
ミラブルplus
湯シャンのデメリット
- 頭皮が臭くなる
- かゆみが出てくる
- 皮脂が多くベタベタしてくる
- ワックスセットしたときは流しきれない
上記のデメリット4つを紹介いたします。
頭皮が臭くなる
シャンプーをしなくなると皮脂が流れにくくなり、どんどん頭皮の皮脂が臭くなってきます。
皮脂は時間がたつと腐っていき、異臭を放ちます。。。皮脂が少ない人は頭皮が臭くなることはないでしょう。
皮脂分泌が多い人は、2日目からシャンプーがしたくて我慢ができないです。
でも湯シャンはそこは我慢して慣れてくるの待ちましょうって聞いたことあるけど?
それはホントに人による。
皮脂が多い人が続けると「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」になりかねないからね…
脂漏性皮膚炎:皮脂の分泌が多いところにできる湿疹。皮脂が多いと皮膚が赤くなったり、腫れたりしてくる。
かゆみがでてくる
湯シャンをしてくると皮脂が残っているのでかゆみも発症してきます。
かゆみがでてくると頭皮をかきむしり、頭皮が傷んでしまいます。
頭皮が傷むと髪の毛が生えてこなくなる可能性が出てくるので要注意です。
湯シャンは1~2ヵ月でかゆみが収まってくると聞きますが、それまでが毎日かゆみを我慢しないといけません。
我慢するくらいならシャンプーで毎日清潔にしましょう。
皮脂が多くベトベトしてくる
湯シャンをしばらく続けていくとベトベトしてくる時期がきます。なぜならシャンプーをしていることに脳が慣れており、勝手に皮脂を分泌してきます。
最初のうちは皮脂が多くベトベトな状態が続きます。
1~2か月経つと皮脂の分泌が少なくなり、頭皮のベトベト感もなくなるはずです。
僕は美容師なので、お風呂でシャンプーをしないお客様をたくさん見てきたけど、ベトベトしたりにおいがきつかったです…
ベトベトな状態は、衛生的にも良くないのでしっかり洗いましょう。
ワックスしたときは流しきれない
お客様の前に立つお仕事だとワックスを付けて清潔感を整えないといけません。そうなるとワックスは必須になります。
湯シャンはワックスを付けるひとは絶対に行ってはいけません。ワックスはシャンプーをしない限りほぼ洗い流すことが不可能です。
ワックスをつけて湯シャンをすれば、ワックスが残った状態で毎日過ごし、頭皮にワックスがついてハゲる原因になります。
シャンプーでしっかり洗い流し、頭皮をキレイに保ちましょう。
美容師は湯シャンをおすすめできない理由
美容師は頭皮を大切にすることを大切に考えています。なぜなら頭皮を大切にすることは髪の毛を大切にすることよりも大事なことだからです。
頭皮をキレイにすることで髪の毛もキレイになります。
頭皮を大事にするのは確かにわかるけど、シャンプーが苦手な人はどうすればいいの?刺激が強くて無理。。。
おそらく市販のシャンプーを使ってはいませんか?
市販のシャンプーは高級アルコール系シャンプーが多く、刺激が強いシャンプーで有名です。
頭皮が弱い、かゆみが出る人は高級アルコールシャンプーを使ってはいけません。刺激が強すぎて頭皮が荒れてしまいます。
頭皮は毎日シャンプーをしないと危ない
シャンプーをしないことはハゲに関わることになります。油分が頭皮の毛穴に詰まり、髪の毛が生えてこなくなります。お湯だけで流しきるには限界があります。
シャンプーをしないことは、汚れをどんどん積み上げていることと一緒です。一度流すことで、精神的にもキレイになりスッキリします。
特に油分が多いタイプの人は絶対に湯シャンをしてはいけません。油分が多い人は頭皮が確実に臭くなります。臭くなると周りの人からも煙たがれ、私生活に支障がおこります。
湯シャンはどのような人におすすめか
湯シャンはどのような人におすすめなのか?それは頭皮の皮脂が少ない人におすすめできます。
なぜなら皮脂が少ない人はお湯だけでも皮脂を流しきることができます。
人によって皮脂の量は異なりますが、まずは3日間ほど試してみると自分の皮脂がどれくらいなのか分かります。
筆者は皮脂が多いので1日が限界です。。。
こんなタイプもいるので、少ない量といっても感覚です!!
しかし最近のシャンプーは、頭皮にやさしいシャンプーが多いです。
天然成分100%で出来たシャンプーは頭皮にダメージを与えないので、頭皮に悩んでいる人は、下記のシャンプーを使えば悩みを解決できます。
天然成分100%のシャンプー
美容師が教える湯シャンの正しいやり方を教えます
湯シャンは一つでも間違えると効果が出ないので、正しいやり方を美容師が教えます!
動画で見たい方はこちらの動画が分かりやすく解説しています!
日中過ごしていると髪の毛にゴミや汚れがたまっています。先にブラッシングをすることで汚れがより残りにくくなります。
おすすめのブラシは粗いブラシです。細かいブラシだと髪の毛にダメージがあり、絡まりやすいので、粗いブラシでキレイにしましょう。
こちらがおすすめ!↓
お湯の温度は低めで3~5分流すようにしましょう。お湯の温度が高めにすると頭皮が荒れてしまいます。頭皮が敏感な人はぬるめの温度にしましょう。
冷たい水で流すことはNGです。なぜなら水で皮脂を流すことができません。
そして頭皮をマッサージしながらやさしくこすり皮脂を流しましょう。
最後にトリートメントをつけてしっかり流しましょう。トリートメントをつけないと頭皮のにおいが出てくるので欠かさずつけましょう。
トリートメントはつけすぎないことが重要です。湯シャンしている人は皮脂が残りやすいので、ベトベトしやすいです。
毛先を中心につけて、1分以上しっかり流しましょう。
なぜ湯シャンが流行ったのか
なぜ日本で湯シャンが流行ったのでしょうか?それは海外で流行っていたので、日本の芸能人が真似て流行りました。
ブログ、SNSで情報が拡散され、湯シャンをすることが良いことに洗脳されていきます。
美容師から見るとなぜ流行ったのか分かりません。湯シャンを始めると劇的に変わったという本まで発売されています。
著者は美容について研究している方で、内容は間違いないかと思います。
湯シャンは最初我慢しないといけません。頭皮のにおいが臭くなるので、周囲から気にされてしまいます。美容師からすると私生活まで支障がおこることはおすすめしません。
湯シャンをすれば白髪が生えなかったり、健康になる?
結論から言うと、
湯シャンで白髪を改善できることはいまだ不明です。
白髪に関しては遺伝、ストレスによることが大きな原因と言われています。
湯シャンは頭皮に関することを改善できるが、白髪に関してはなにも情報がありません。
現状、湯シャンをしても白髪を直す可能性は低いです。
事例もまだないので、どこかで聞いた噂を頼りに湯シャンをするのはやめましょう。
湯シャンをすることで健康になるのか?
湯シャンをすることで健康になることは、人によって傾向が変わります。
頭皮の皮脂が少ない人、頭皮に刺激を与えていけない人は健康になるかもしれません。
上記の理由以外で湯シャンをするのなら絶対にやめましょう。必ず後悔します。
頭皮が気になるからやってみたい、、、
けど皮脂が多いから湯シャンはできないしなぁ。。。
湯シャンを行わず、健康にしたいひとは皮膚科に行くことをおすすめします。
かゆみや痛みが出てきたら皮膚科に行ってシャンプーをしていいのか確認しましょう。
現在の頭皮はどんな状態なのかも伺いましょう。
専門的な知識が1番信用できます。
まとめ:湯シャンは全くおすすめできません
結論
湯シャンするときは皮脂が少ない人だけしましょう。
湯シャンは維持することがとても難しいです。しかも効果がでるかは、人によって変わります。
美容師から言わせていただくと、アミノ酸系シャンプーで洗うことを強くおすすめします。
市販のシャンプーは刺激あるものがあります。しかしアミノ酸系シャンプーを使えば、ほぼ刺激がありません。
美容師がおすすめするシャンプーはこちら
どうしても湯シャンをしたい人は週に1~2回シャンプーをしないようにしてみましょう。
最初から全くシャンプーをしなくなると継続することは難しいです。徐々に慣れてからシャンプーしない日を増やしましょう。
最後まで見ていただきありがとうございます!
他にもヘアケアに関する記事を発信していますので参考にしてください!
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